リーダー研修や管理職研修で必ず教わるのが『傾聴』である。
現場や職場を引っ張ってきたリーダーにとって、まず気をつけなければならないのが
「黙って相手の話を聴く」ということであろう。
相手が話してる最中についつい、自分の意見や考えを挟みたくなるような気持ちをグッと堪え、「あいづち」や「ミラーリング」といったテクニックを併用して共感的な理解に努める。
……と、ここまでは少し経験を積んだ人は日常的に意識していることであろう。
「傾聴」がある程度出来たなら、「承認欲求」への対処はどうであろうか。
私もそうであったが、日常的に「褒める」ということにあまり慣れていない人は沢山いるのではないか。人は「褒められる」ことで承認欲求が満たされ、仕事へのモチベーションや職場でのコミュニケーションに良い影響をもたらすことは分かっているが、褒めることに慣れていないと、どこをどう褒めたら良いのか分からないものである。
そんな時は自分自身の良いところを見つけて声に出して自身を褒めてみる。
(案外、自身の良いところを見つけて声に出して褒めてみるというのも難しい)
人の話を聴き、良いところを見つけて「褒める」ということを意識してみるのが、ウェルビーイングでポテンシャルの高いチーム作りに有効だと感じている。
N.E