神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)は本年6月から10月にかけて、計5回にわたる「令和6年度 金属組織観察実習(バルク材料編)」を開催する。
金属材料の力学特性の違いは、金属組織と密接な関係がある。そのため、光学顕微鏡による金属組織観察の結果には、基礎的で重要な情報が多く含まれており、破断面観察、硬さ測定と併せて故障解析の重要な手法の一つとなっている。
本研修は、初心者を対象にした、企業の人材育成に最適なプログラム。実習試料に機械構造用合金鋼(SCM435調質材)、球状黒鉛鋳鉄(FCD400応力除去焼鈍材)、ステンレス鋼(SUS304固溶化材)、高速度工具鋼(SKH51、64HRC)、合金工具鋼(SKD11低温焼戻し材、58HRC)および合金工具鋼(SKD61、50HRC)の中から3種類を選択していただき、講義と実習を通じて、試料調整と金属組織観察手法の習得を目指す。
・第1回 令和6年 6月17日(月)、18日(火)全2日間 9:30~16:30(海老名)
・第2回 令和6年 7月 4日(木)、 5日(金)全2日間 9:30~16:30(海老名)
・第3回 令和6年 7月29日(月)、30日(火)全2日間 9:30~16:30(海老名)
・第4回 令和6年 9月26日(木)、27日(金)全2日間 9:30~16:30(海老名)
・第5回 令和6年10月30日(水)、31日(木)全2日間 9:30~16:30(溝の口)
受講料や申し込み方法などの詳細は、下記URLで確認できる。 ※外部サイトへ
https://www.kistec.jp/learn_cabinet/1metallographic2024/
こんな方におすすめ
・材料や製品の品質保証担当部署に配属されたばかりで経験の浅い方
・これから金属組織観察に携わる方
・試料の研磨やエッチングが今一つ上手くいかない方
この実習で身に付くこと
・金属組織観察の試料作製に関する一連の手法
・金属組織と材料特性に関する基礎的な知識